アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅱ章 作用機序と適応疾患

アリセプトの神経保護に対する具体的な機序を教えてください。

参考情報

アリセプトは直接あるいは間接的に中枢型ニコチン受容体を刺激して、グルタミン酸神経毒性を抑制することが報告されています(ラット)。

興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸は、アルツハイマー型認知症をはじめとする神経変性疾患に伴うニューロン死を惹起する危険因子として知られています。アリセプトはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用以外に、直接あるいは間接的にニコチンα4α7受容体を刺激し、グルタミン酸神経毒性を抑制することが最近明らかになってきました。

ラット胎仔由来培養大脳皮質細胞を用い、アリセプトの神経保護作用を検討した結果、ドネペジル塩酸塩を24時間前投与することにより、グルタミン酸投与によって誘発される神経毒性は著明に抑制されました1)。このアリセプトの神経保護作用は、α4受容体アンタゴニスト及びα7受容体アンタゴニストにより拮抗されるため、ニコチン受容体のα4α7受容体が関与すると考えられています。

 グルタミン酸による神経毒性2)

NMDA:N-methyl-D-aspartate CaM:Calmodulin nNOS:neuronal NO Synthase

 アリセプトの神経保護作用2)

NMDA:N-methyl-D-aspartate CaM:Calmodulin nNOS:neuronal NO Synthase

1)Takada, Y. et al.:J. Pharmacol. Exp. Ther., 306, 772-7(2003)[ART-0875]

2)赤池昭紀ら:脳21, 7, 163-7(2004)[ART-1094]より作成

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