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第Ⅱ章 作用機序と適応疾患

アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症では、脳内ChAT活性に違いはありますか?

レビー小体型認知症脳では、アルツハイマー型認知症脳よりも脳内ChAT活性が低下しています。

健康成人とAD群、DLB群のChAT活性を上側頭皮質、下頭頂皮質について測定したところ、DLB群はAD群よりもChAT活性が低下していました1)。また、DLB群では軽度の段階から健康成人に対し、有意な低下が起こることが確認されています1)。このことから、ADに比べDLBでは早期からアセチルコリン濃度の減少が生じていることが示唆されています。

また、[11C]MP4Aを用いたPETによる脳内のアセチルコリン活性についての研究でも、DLB群はAD群と比較して皮質でのアセチルコリン活性が有意に低下することが確認されています2)

アリセプトのDLB患者様への投与は、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬の作用機序の観点から合理的であると考えられ、有用性を示すと考えられます。

アリセプトの海馬体積に対する効果(海外データ)

【試験概要1)

対象:

健康成人およびAD患者89例、DLB患者50例

方法:

 

死後の患者の脳よりサンプルを採取し、ChAT活性を測定した。なお、便宜上MMSEスコアにより軽度〜超高度まで重症度を分類し、検討した。(軽度:20点以上、中等度:10〜19点、高度:1〜9点、超高度:0点)

1)Tiraboschi, P. et al.: Arch Gen Psychiatry, 59, 946-951 (2002)[ZZZ-0337]

2)H. Shimada. et al.: Int J Geriatr Psychiatry 2015., (online), available from〈http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/gps.4338/abstract〉, (accessed 2015-10-23).

※DLB

当時、米国ではレビー小体を伴うADの亜型(Lewy body variant)であるとされていた。

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