アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

アリセプトのすべて

第Ⅳ章 臨床成績

アリセプトの効果は服用後どのくらいの時点で判定すればよいのでしょうか?

軽度・中等度のアルツハイマー型認知症患者様を対象とした臨床試験では、12週後から認知機能の改善が認められています。したがって、アリセプトの効果は3〜4ヵ月間投与後、判定するようにしてください。

軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者様にアリセプト5mg/日を24週間投与したところ、12週後からプラセボと比較して認知機能を有意に改善しました。そのため、アリセプトの効果は、投与3〜4ヵ月後に判定してください。

ただし、効果発現には個人差がありますので、投与前後での患者様の認知機能、表情、精神症状、行動異常などを総合的に判断してアリセプトの効果を確認してください。

ADAS-Jcogの経時変化

【試験概要】

対象:

軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者268例

方法:

アリセプトまたはプラセボを1日1回24週間経口投与し、ADAS-Jcogを用いて認知機能を評価した。

アリセプトは投与開始1週間は1日1回3mgを投与し、その後5mgに増量した。

評価項目:

主要評価項目 ADAS-Jcog、 J-CGIC

副次評価項目 CDR-SB、MENFIS、CMCS

副作用:

アリセプト群で136例中14例(10.29%)、プラセボ群で131例中10例(7.63%)に認められた。主な副作用は嘔気6例(4. 4%)、下痢5例(3. 7%)、頭痛4例(2.9%)、発熱3例(2.2%)、湿疹3例(2. 2%)であった。

1)Homma, A. et al.:Dement. Geriatr. Cogn. Disord., 11, 299-313(2000)[ART‐0247]

ADAS-Jcog(Alzheimer's Disease Assessment Scale‐cognitive component-Japanese version)

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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