アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅳ章 臨床成績

アルツハイマー型認知症患者様の周辺症状(BPSD)に対するアリセプトの影響について教えてください。

アリセプトの投与によりBPSDへの影響がみられた報告はいくつかあり、精神症状・行動異常に対する影響が認められています。

アルツハイマー型認知症の臨床症状には、認知機能障害を主とする中核症状と幻覚、妄想、徘徊、興奮などの周辺症状があります。周辺症状はBPSD(Behavioral and PsychologicalSymptoms of Dementia)と呼ばれ、「知覚や思考内容、気分あるいは行動の障害(認知症の行動・心理症状)」を意味します。

国内においてBPSDを有する軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者様にアリセプト5mg/日を12週間投与したところ、幻覚・妄想、徘徊、攻撃性といったBPSDへの影響が報告されています1)。最終評価時における改善率は、幻覚・妄想60.1%、徘徊59.6%、攻撃性65.6%でした。

BPSDの変化(軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者様対象)

【試験概要】

対象:

幻覚・妄想、徘徊、攻撃性の症状のうち1つ以上を示す軽度・中等度アルツハイマー型認知症患者252例

方法:

アリセプトを1日1回12週間経口投与した。アリセプトは3mg/日を1〜2週間投与後、5mg/日に増量した。幻覚・妄想、徘徊、攻撃性の各症状について、投与開始前の状態と比較し、改善、不変、悪化の3段階で評価した。

評価項目:

BPSDの変化、 認知機能(HDS-R、MMSE)

副作用:

主なものは上腹部不快感5例(1.73%)、貧血2例(0.69%)、不眠2例(0.69%)、誤認2例(0.69%)、めまい2例(0.69%)、歩行障害2例(0.69%)などであった。

1)Tanaka, T. et al.:Psychogeriatrics, 8, 114-23(2008)[ART-1819]

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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