アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅳ章 臨床成績

アリセプト10mg投与の実地臨床における気分・感情、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)に対する影響について教えてください。

気分・感情、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)への影響が認められています。

高度アルツハイマー型認知症患者様にアリセプト10mg/日を24ヵ月間投与し、気分・感情、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)の状態を評価したところ、判定基準11項目のうち、6項目で改善率が悪化率を上回りました。最も改善率が高いのは、コミュニケーションに関係する項目の「話しかけや介護の際に何らかの意味のある反応がある」の28.8%、次いで気分・感情に関連する項目の「気分や感情は安定している」と「表情は穏やかで笑顔がみられる」が28.3%となっています。

気分・感情、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)の改善率・悪化率

【試験概要:アリセプト特定使用成績調査 最終報告】

対象:

FAST6または7に該当する高度アルツハイマー型認知症患者824例

方法:

アリセプト10mg投与開始直前と投与後24ヵ月時のデータを解析した。判定基準11項目について、家族または介護者からの情報に基づき、5段階(いつも、しばしば、ときどき、まれに、まったくない)または判定不能で評価した。

評価項目:

全般改善度、認知機能検査、気分・感情、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)、安全性

副作用:

安全性集計対象症例808例中207例(25.6%)に認められた。主なものは食欲減退6.9%、嘔吐3.8%、激越3.7%、下痢2.2%であった。

1)Homma, A.: Geriat. Med., 51(3), 309-342(2013)[ART-2662]

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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