アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

アリセプトのすべて

第Ⅳ章 臨床成績

アルツハイマー型認知症患者様のコミュニケーション能力に対するアリセプトの影響について教えてください。

アリセプトはコミュニケーション能力を改善します。

軽度・中等度のアルツハイマー型認知症患者様にアリセプト5mg/日を24週間投与し、改訂クリクトン尺度を用いて家族や介護者による認知症の方の印象を12週時に評価しました。プラセボ群とアリセプト群の間に有意な差が認められたのは、「見当識」「落ち着きのなさ」「余暇の活動」の3項目でした。なお、プラセボ群において、投与開始時との比較で12週時の有意な低下が認められたのは、「見当識」「会話能力」「家族や介護者との協調性」「落ち着きのなさ」「着衣と服装」の5項目ですが、アリセプト群では投与開始時と12週時の比較で有意な低下は認められませんでした。

アリセプト投与による見守り時間への影響(海外データ)

【試験概要】

対象:

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症患者267例のうち、プロトコールを遵守した217例(アリセプト群109例、プラセボ群108例)

方法:

二重盲検法により、アリセプトまたはプラセボのいずれかを1日1回、24週間経口投与した。ベースライン時から4週間ごとに家族または介護者による認知症の方の印象を、介護日誌(改訂クリクトン尺度※)をもとに「見当識」など7項目について評価した。

なお、アリセプトは最初の1週間は1日1回3mgを投与し、その後5mgに増量した。

評価項目:

主要評価項目 ADAS-Jcog、 全般臨床症状

副次評価項目 CDR-SB、MENFIS、改訂クリクトン尺度

副作用:

アリセプト投与患者136例中、下痢3例(2%)、嘔気3例(2%)、便秘2例(1%)、腹痛1例(1%)、嘔吐1例(1%)、食欲不振1例(1%)、腹部膨満1例(1%)が認められた。

長谷川和夫: Geriatric Medicine. 41(5). 733(2003)[ART-0797]より一部改変

※改訂クリクトン尺度

以下の7項目について、0点から8点、合計0〜56点(正常→重度)の範囲で評価する。

「見当識(時間・場所・人)、会話能力、家族や介護者との協調性、落ち着きのなさ、着衣と服装、仕事や社会的活動・役割、余暇の活動」

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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