アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

アリセプトのすべて

第Ⅳ章 臨床成績

アリセプトがアルツハイマー型認知症患者様の介護者様の負担に及ぼす影響について教えてください。

参考情報

アリセプトの投与により、在宅介護者様の介護負担感が軽減されたことが確認されています。

在宅アルツハイマー型認知症患者様のアリセプト投与開始時と、投与後12週時の家族介護者の介護負担感をZarit介護負担尺度日本語版:J-ZBIにより評価したところ、J-ZBI総スコアの変化量は−1.9±9.5と、統計的に有意な減少が認められました。また、BPSDのある患者様のJ-ZBIの変化量は−2.1±9.8で、有意な減少が認められました。

さらに、患者様のMMSEスコアの有意な改善も認められています(p<0.001)。

アリセプトの投与により、患者様の認知機能が改善し、一部のBPSDが改善したことから、家族介護者の介護負担感が減少されたことが示唆されます。

アリセプト投与による見守り時間への影響(海外データ)

【試験概要】

対象:

在宅アルツハイマー型認知症患者とその家族介護者416例

方法:

アリセプト3mg/日を1〜2週間投与後、5mg/日に増量し、合計12週間投与し、アリセプト投与開始時と投与後12週時の2回評価した。なお、市販後の日常診療下の調査のため、併用薬、併用療法、居宅サービスについての制限は設けなかったが、アリセプト投与後に新たに居宅サービスが開始された症例は解析より除外した。

評価項目:

介護者の評価:介護負担感(Zarit介護負担尺度日本語版:J-ZBI

患者の評価:認知機能(MMSE)

副作用:

安全性集計対象例398例中36例(9. 0%)に認められた。主なものは、激越10例(2. 5%)、悪心8例(2. 0%)、下痢5例(1. 3%)などであった。

1)Hashimoto, M. et al.: PSYCHOGERIATRICS., 9(4), 196-203(2009)[ART-2060]

※Zarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI)

介護によってもたらされる身体的負担、心理的負担、経済的困難などを総括し、介護負担として測定することが可能な尺度である。介護者の負担を客観的に把握する目的で、我が国の多くの大学、研究所などで用いられている。この尺度は、22項目の様々な場面における介護の負担に関しての質問から構成され、それぞれの質問項目に対しては、5段階の評価がなされる(「0:思わない」 〜 「4:いつも思う」)。満点は88点であり、介護負担が全くない場合は0点である。

荒井由美子:日本臨牀, 62(4), 45-50(2004)         

荒井由美子:日本内科学会雑誌, 94(8), 1548-1554(2005)

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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