アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅳ章 臨床成績

若年性アルツハイマー型認知症に対するアリセプトの効果について教えてください。

英国のデータでは、65歳未満の若年患者様において認知機能の改善は、患者群全体におけるそれよりも有意に高いという結果が得られています。

若年性アルツハイマー型認知症におけるアリセプトの有用性に関する報告はあまり多くありません。しかし、英国において、アリセプト5mgで治療した軽度・中等度のアルツハイマー型認知症282例(44歳〜91歳)において、認知機能の改善は65歳未満の若年患者様において患者群全体よりも有意に高かったと報告されています(p=0.03 vs 患者群全体、Mann-Whitney/Wilcoxon両側検定)1)

参考:若年性アルツハイマー型認知症の疫学

アルツハイマー型認知症は、65歳以上で発症する晩発性と65歳未満で発症する若年性に区別されています。若年性アルツハイマー型認知症は、全アルツハイマー型認知症の20〜25%を占め、若年性認知症疾患として最も多いと言われています2)

わが国における若年性認知症全体におけるアルツハイマー病の割合は、1990年の大塚らのアンケート調査3)や東京都の調査4)などから15〜20%と言われています5)

なお、2009年に報告された5県2市の若年性認知症の疫学調査では、アルツハイマー病は25.4%とされています6)

1)Evans, M. et al.:Int. J. Geriat. Psychiatry, 15, 50-3(2000)[ART-0200]

2)谷向知:日本臨牀, 66(増1), 332-5(2008)

3)大塚敏男:昭和63年厚生省痴呆疾患対策調査研究報告書(1991)

4)柄澤昭秀:老年精神医学雑誌, 3, 637-42(1992)

5)中村祐ら:アルツハイマー型痴呆の診断・治療マニュアル, ワールドプランニング(2001)

6)朝田隆:厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)総合研究報告書
「若年性認知症の実態と対応の基礎基盤に関する研究」(2009)

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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