アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅳ章 臨床成績

高度アルツハイマー型認知症患者様におけるアリセプト増量時、増量後の効果について教えてください。

記憶障害やBPSDをきっかけに増量することが多く、アリセプト10mg/日へ増量することによる効果が示されています。

アリセプト5mg/日から10mg/日に増量するきっかけとなった症状としては、記憶障害、BPSD、失行の順で多く、増量により57.1%の患者様で症状の改善が認められました。

また、5mg/日で維持・改善効果が認められなかったノンレスポンダー(効果なし)群においても、10mg/日に増量することで55%に維持・改善がみられました。

アリセプト長期投与時のMMSEスコアの推移

【試験概要】

対象:

アリセプト5mg/日を投与しているアルツハイマー型認知症患者63例

方法:

患者の症状の変化を確認し、必要と思われる症例に対しドネペジル塩酸塩を10mg/日に増量し、投与6カ月後までに介護者への聞き取り調査により改善点を評価した。

副作用:

20例(31.7%)に副作用が認められた。主なものは攻撃性4例(6.3%)、下痢、軟便、悪心・嘔吐が各3例(4.7%)であった。

1)内海久美子:日精協誌, 32(4), 58-64(2013)

※ MMSEならびにCDRスコアのみならず、全般的な臨床症状から総合的に判断して高度アルツハイマー 型認知症と判断された患者さんを10mg/日に増量した。

※承認用法・用量

アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。」

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

「通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量し、経口投与する。5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。」

効能・効果、用法・用量、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意及び禁忌を含む使用上の注意等についてはDIをご参照ください。

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