アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

アリセプトのすべて

第Ⅵ章 特殊患者への投与

アリセプトは徐脈や心ブロックのある患者様に投与することができますか?

「慎重投与」の対象となっています。

アリセプトの投与により、徐脈や心ブロック(洞房ブロック、房室ブロック)、QT延長などが現れることがあります。特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症など)のある患者様や電解質異常(低カリウム血症など)のある患者様では、観察を行い、慎重に投与してください。

アリセプトはコリン作動性作用により、迷走神経を亢進させて心拍数を減少させたり(=徐脈)、心房内及び房室内で電気刺激の伝導を遅くする(=心ブロック)と考えられます。徐脈、心ブロックは、添付文書の「重大な副作用」としても記載されています。

また、「洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者様」(=徐脈、洞房ブロック、房室ブロックを含む)は「慎重投与」の対象です。心拍数が60拍/分未満の患者様や心ブロックのある患者様に対してアリセプトを投与される場合、心電図を測定するなどの十分な観察を行い、慎重な投与をお願いいたします。

なお、「房室ブロックや心房細動がある場合は注意を要する(2度以上の房室ブロックのある 場合は使用を控えたほうがよい)」1)との指摘もあります。アリセプト投与中は、特に心疾患(心筋梗塞や弁膜症、心筋症等)や低カリウム血症などの電解質異常のある患者様では、徐脈や心ブロック、QT延長から重篤な不整脈に移行しないように、継続して観察を行い、慎重な投与をお願いいたします。

1)中村祐:治療, 89, 3001-9(2007)[ART-1597]

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