アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

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第Ⅶ章 注意すべき副作用とその対処法

アリセプトの副作用として報告されている急性腎不全について教えてください。

アリセプトの副作用として腎機能障害が1例/4429例(0.02%)が報告されています(軽度・中等度・高度のアルツハイマー型認知症承認時及び再審査終了時、レビー小体型認知症承認時)。

急性腎不全が発現した場合には、アリセプトの投与を中止するなど適切な処置を行ってください。

 国内における急性腎不全の症例報告1)

患者: 70歳代男性
経過:

認知症症状の悪化を認める。

失調症状が出現。

受診、小脳梗塞にて入院。

認知症症状、特に不穏が強く現れ、夜間ハロペリドールを使用。

CT上、著明な前頭葉側頭葉の萎縮を認めた。

頻呼吸を認め、ECGモニター上に巨大T波出現。

血液ガス所見でアシドーシスを認める(Base Excess -7mEq/L、pH:7.306、HCO3:17.8mEq/L)。

緊急採血検査施行。

急性腎障害と診断され、加療を開始(K free. CVP6‐10cm Keep.2000kcal/day)

グルコン酸Ca(静注)、ポリスチレンスルホン酸Na(注腸)、炭酸水素Na、GIK療法。本剤の投与中止。

肝機能障害。

回復。

本例における併用薬

ハロペリドール、シチコリン、メクロフェノキサート塩酸塩、幼牛血液抽出物、オザグレルナトリウム

1)エーザイ社内資料

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