アリセプトについて たしかめてください、患者さんの「認知機能」

アリセプトのすべて

第Ⅷ章 薬物相互作用

アリセプトに重症筋無力症治療薬(ピリドスチグミン臭化物、アンベノニウム塩化物、ジスチグミン臭化物など)を併用してもよいですか?

アリセプトは脳のほか全身に移行するため、重症筋無力症治療薬の作用が増強し、病態に影響する可能性があります。併用する場合は注意してお使いください。(アリセプトの生体内動態については、「アリセプトの脳への移行性について教えてください。」をご参照ください)

重症筋無力症治療薬ピリドスチグミン臭化物、アンベノニウム塩化物、ジスチグミン臭化物は脳に移行しないと言われています1)

重症筋無力症患者様にアリセプトを投与した報告はありませんが、重症筋無力症治療薬のジスチグミン臭化物を排尿障害に対して使用しているアルツハイマー型認知症患者様にアリセプトを併用する際の注意点を解説した文献があります2)。文献には「アリセプトとジスチグミン臭化物の併用時には、末梢でアセチルコリンがより過剰に蓄積し、コリン作動性の副作用を増強させる可能性が考えられる。特に高齢者では全身状態の悪化により相互作用が増強され、コリン作動性クリーゼのような重篤な副作用をきたす可能性があるため、コリン作動性の副作用を考慮する必要がある」と記載されています。

1)田中千賀子ら:NEW薬理学 改訂第5版, 南江堂(2007)

2)有田正知ら:臨床精神薬理, 10, 457-8(2007)[ART-1563]

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