認知症いろいろ たしかめてください、患者さんの「認知機能」

Dementia Support 2011 Spring

地域連携ルポ

認知症予防のできる町をつくる

町民の認知症への理解を深めるイベントも

徘徊模擬訓練に参加した小学生たちはその体験を市民フォーラムで発表した

市民フォーラムも昨年で第6回を迎えた。毎回、大勢の住民が参加する

昨年2月に行われた鳥取県初となる徘徊高齢者発見の模擬訓練には地元の小学生も参加

 ひらめき教室で認知症予備軍の掘り起こしに努める一方で、認知症サポーター養成を兼ねた「認知症を支えるまちづくりフォーラム」を年に1度開催し、地域住民の認知症への理解を深めている。その内容も、福岡県大牟田市認知症ケア研究会を招いての癒しコンサートと同研究会が制作した認知症高齢者をテーマにした絵本『いつだって心は生きている』の朗読会を行ったり、ほほえみの会の参加者や認知症介護家族による体験発表をしたりと、毎回工夫をこらしている。

 10年2月には、鳥取県初となる徘徊高齢者発見の模擬訓練を実施。これには地域の小学6年生38人が参加し、フォーラムでその体験を発表した。

 「この模擬訓練では予想以上の成果が得られました。徘徊高齢者が出たとの知らせが役場から地域の区長に入ったら、区長が有線放送を流し、それを聞いた住民が区長の家に集まり、班に分かれて捜索に出る。徘徊高齢者を見つけたら区長の携帯に電話する、というシステムを地域の人たち自らが考えてくれたのです。地域にはたくさんの力をあることを再認識しました」と藤原氏は喜ぶ。

 新しい取り組みがもう一つある。独居や夫婦世帯など閉じこもりがちな高齢者を地域に出てきてもらうために、高齢者サークルを07年に立ち上げた。サークルの世話係は、その地域の元気な高齢者たちだ。現在、すでに60サークルが誕生している。

 「これから団塊の世代の人たちが退職してきます。その人たちはパソコンも操れるでしょうから、いろいろと新しいことを始めてくれるのではないかと期待しています」(藤原氏)

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