認知症いろいろ たしかめてください、患者さんの「認知機能」

Dementia Support 2011 Spring

高齢者の住まい新時代

医療に強い施設で「快適」と「安心」を提供する

株式会社未来設計

代表取締役社長田村尚之氏。「一人ひとりの個性を大切にするサービスを提供したい」。田村氏は一級建築士の資格をもつ

世界に類を見ない速さで高齢化が進む日本。一人暮らしや高齢者世帯が増え、高齢になっても最後まで自立して暮らすための住居のあり方に関心が高まっている。そうした中で、2002(平成14)年から東京、神奈川、千葉、埼玉に、9年間で21施設の有料老人ホーム「未来邸・未来倶楽部」をオープン、展開してきた株式会社未来設計を訪ねた。

高齢者の特性に合った居住空間を提供

 「未来設計の理念はご入居者様が元気に明るく笑顔をもって生活できる空間を提供するということ。その根本にあるのは、有料老人ホームはサービス業であるということです」と語る代表取締役社長田村尚之氏は一級建築士の資格をもつ。

 施設のハード面には、その建築士としての目が十分に注がれているようだ。
「未来邸・未来倶楽部の建物を建築する留意点としてバリアフリーという観点はもちろん、高齢者が好む色や照明などへの配慮が重要だと考えています」

手すりを赤い色にして認識しやすくしている

手すりを赤い色にして認識しやすくしている

 居住空間の色彩や照明などは、心理面に大きな影響力をもち、認知症の高齢者の場合はなおさらである。どのような色に囲まれて暮らせば高齢者が毎日を元気に明るく過ごせるか、またどんな色合いが高齢者にとっては危険なのか、それを考えることが提供する居住環境を整えるうえでの大きなポイントだと田村社長は言う。

 建物内には、随所に色を効果的に使った工夫がなされている。例えば、トイレの手すりや階段の段鼻に用いられる赤色。赤い色は多用すると精神的な興奮を引き起こしてしまうが、安全性向上のためにアクセントとして使うと認識しやすいという。

 また、階ごとに床の材質を変えることで自室の階を認識しやすくしたり、自室のドアに入居者の好みの飾りをつけてもらうなど、単調になりがちな施設に個性が生まれる工夫も見逃せない。

 「中には、お孫さんが作ってくれたプレゼントを部屋のドアにかけている方もあり、とても温かい雰囲気をかもし出しています」(田村社長)

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