認知症いろいろ たしかめてください、患者さんの「認知機能」

Dementia Support 2011 Summer

世界の認知症ケアの現状!

海外の状況を理解し、日本からアジアにつなぐケア

じょうもんの郷で生かされる個別ケア
JAPAN

施設の一角に常設の歯科診察コーナー(左側)と理美容コーナー(右側)

1対1でスタッフに付き添われて浴室へ向かう入居者

毎朝、必ず2階に置いてある太鼓を叩く患者のAさん。助川さんの顔を見るとすぐ寄ってきて話し出す、とてもうれしそうだ

 助川さんは職務としてではなく、私的に介護先進国を幾度となく訪れ、最先端の介護のあり方を常に学んでいる。そして、施設長を務めるじょうもんの郷のケアには、先進事例の中から得た理念が、十分に生かされている。

 じょうもんの郷は、完全バリアフリーで身体拘束はゼロ、全室がユニット型個室だ。徘徊をする認知症の入居者の部屋も1階にあり、玄関は自由に出入りできるようになっている。入居者は玄関から出入りして歩きまわる。すると必ず受付の職員の前を通ることになるため、動向を把握できる。施設から外へ出た入居者については、ケアスタッフがその後ろをついていけば問題ないという。

 ケアの柱になっているのは「個別ケア」。一人ひとりの暮らしのリズムに合わせて起床時間もバラバラだ。

 「実は、定時にいっせいに起こして、1人でいっぺんに何十人ものおむつ交換などのケアを行うよりも、その人のリズムに合わせた起床をサポートするほうが、ケアする側にとっても楽なんですよ」

 新規の入居者や不安定な状態になった利用者には、「センター方式」のワークシートの中から、24時間シート(D-4シート)をつけて、今後のケアを検討するようにしているという。

 「特別なことは何もしていないのです。その人らしくということと、人が人をお世話するんだというところを徹底的に実践して6年間。今7年目に入ったところです」

あふれる花と緑、澄んだ空気、豊かな自然に包まれたじょうもんの郷の入り口と全景

開放的なじょうもんの郷のロビー。施設への出入りは誰もがここを通る

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