認知症いろいろ たしかめてください、患者さんの「認知機能」

Dementia Support 2012 Winter

認知症ケアの今日、明日

街に出るデイケアで個人の生き方や歴史を尊重したケアを実践

精神科医療でもチーム・アプローチは重要

宮崎市の中心部にある医療法人ハートピア細見クリニック

ゆったりとした外来待合室。認知症患者数は増加傾向で推移している

患者さんがリラックスできるように工夫した、グリーンが豊富な外来待合室のテラス

 細見クリニック2階の外来診療に関しては、細見氏を含めてドクター3名体制。11年6月1ヵ月間のデータでは受診者数は960名。その中で一番多いのがストレス関連障害や不安神経症等の神経性障害の患者で、400名を超える。今のところアルコール依存症等のアディクション患者は、全体からすると決して大きな割合ではない。一方、認知症患者は154名と全体の約16%を占めるが、その割合は年々、増加傾向で推移している。

 3名の精神保健指定医のほかにも5名の臨床心理士(4名が非常勤)が、カウンセリングを主体とした精神科医療を行う。臨床心理士のカウンセリングは患者1名に約1時間をかけ、月延べ200名ほどの患者に心理的なサポートを提供する。そのほかにも外来には2名(常勤)のPSWがいる。「PSWは患者の生活支援が中心ですが、臨床心理士はカウンセリングが主体と役割分担し、2階部分の外来診療に専念しています」と前置きし、「こうした専門職のサポートなしには精神科外来診療も認知症デイケアもうまく回りませんし、多職種連携によるチーム・アプローチは精神科医療でも非常に重要な部分です」と細見氏は強調する。

 細見氏は今後に向けて、「自院ですべての機能を抱えこもうとするのではなく、地域のほかの施設や機関、団体等との対等な関係の中で連携を強化していくと同時に、スタッフの資質向上に向けた職員教育には、これまで以上に力を注いでいきたい」と展望する。

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