認知症いろいろ たしかめてください、患者さんの「認知機能」

Dementia Support 2012 Winter

マインドマップを活用した

「見える事例検討会」がスタート

マインドマップはスピリチュアルケアにも有効

 八森氏は、マインドマップを認知症のある人のスピリチュアルケアに応用することも始めている。

 「認知症のある人の中には言葉を交わしコミュニケーションをとるのが難しい人もいます。そうしたときに言語の代わりに色や絵、写真などさまざまなものを総動員すれば、その方が奥底に思っていること、潜在的にもっている大切なこと、即ちスピリチュアリティに迫れるのではないか。それにはマインドマップは有効と思います」と語る。

 八森氏らは、ある認知症高齢者に回想法を行った際に、本人から出てくる話をその場でマインドマップに絵や言葉で記載していった。するとマップに描かれたギターの絵を見て、本人が「大きさが違う」と指摘したという。

 「マッピングによって、ケアする側、される側の言葉やイメージのすり合わせがしやすいことを実感しました。本人のスピリチュアリティにつながる要素を共有できる可能性が高い」と八森氏は評価する。

 現在、認知症の人を対象にしたテンプレート、介護者を中心にしたテンプレートの2種類を用いているが、八森氏と大友氏は虐待事例のテンプレートや他領域のものも作成したいと話す。

見える事例検討会の様子。事例提供者も参加者も一緒になってマップをつくり上げる。その一体感は見える事例検討会がもたらす大きな効果の一つだ

 効果の高い見える事例検討会にするには、ファシリテーターが重要な役割を果たす。そのため、八森氏らはファシリテーター養成を兼ねた勉強会を各地で開きはじめている。

問い合わせ先:見える事例検討会事務局

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